新領域のモータ技術を
追求する充実の日々
S.H.
- キャリア入社
- 技術系職種
- 開発
- 理系
小型モータ事業本部 車載小型モータ事業部 開発統括部
電気工学科卒
2021年入社
小型モータ事業本部 車載小型モータ事業部 開発統括部
電気工学科卒
2021年入社
新卒で電機メーカーに入社し、電子部品の信頼性評価を約8年間担当。開発業務の上流工程を目指して転職を決め、次の会社で車載用リチウムイオン電池のBMS(Battery Management System、以下BMS)開発を約5年間手掛けた。それら豊富な開発経験を携えて車載用電子機器に力を入れるニデックへ転職。
前職でBMS開発に従事する中、社会の脱炭素化・電動化の流れが加速していることに気づきました。やがて電動化のよりコアな部分、パワートレイン全体に関わりたい思いが芽生え、転職を考えるようになりました。さまざまな企業の情報を収集したところ、興味を覚えたのが電子機器メーカーとして車載用モータにおいて一層飛躍しつつあったニデックです。滋賀県にある車載事業部のほか、京都にも車載小型モータの開発拠点があることを知り、地元である関西で腰を据えて長く働けるように思い志望度が高まりました。入社を決めた理由は、会社規模が大きく、蓄積されたナレッジも相当なものがあると想像できたこと。自分自身のさらなる成長には絶好の環境と考えました。
現在はグループ会社と協力しながら、電動バイク用モータコントローラの開発に携わっています。コントローラのハードウェア・ソフトウェアはグループ会社で開発するため、私の役割は顧客からの要求を読み解き、モータシステムとしての設計要件を定義することになります。顧客の多くはモータとコントローラが一体となったモータシステムの提供を求めておられ、車載事業本部で先行しているE-Axleや電動パワーステアリングパワーパックのようなシステム製品を手掛けていこうとしています。この分野では車載電子機器に要求される「ISO26262」という機能安全規格への対応も必要になるため、その規格に準じた開発プロセスの構築も平行して行っています。
所属している事業部では、精密小型モータを軸に事業を進めていたこともあり、車載事業領域のモータは経験がない領域でした。そういった意味では発展途上の領域に挑戦できており、ニデックの新たな歴史構築に参加している感覚があります。現在の電動バイクや小型EVの巨大市場は中国とインドのため、海外の顧客との電話会議等を通じたコミュニケーションと車載事業本部やグループ会社等との情報共有を頻繁に行いながら仕事を進めています。現在、車載システム開発ではモデルベース開発という手法が社会的なトレンドになっていますが、ニデックでもそれを推進する開発環境が整えられており、私もモデルベース開発の導入に取り組み中です。この分野は前職でもほとんど経験がなかったため、日々先進的な開発手法に挑戦しながら自分自身のスキルアップを感じています。
現時点はまだ先行開発の段階であるため、モータシステム製品の受注を獲得して量産に向けた開発を行うことを目標にしています。
量産開発に当たっては開発人員を増やしていかなければならず、システム領域を次のニデックの柱にするためには人材育成や組織づくりが急務であると考えています。
私自身まだまだ勉強が必要な状態ではありますが、開発業務と平行して人材育成にも力を注ぎ、新たな組織構築を進展させていきたいです。
ニデックは日本を代表する企業である一方、ベンチャー気質にあふれる会社だと感じています。新しいことに挑戦したい人にとっては、非常によい職場環境だと思いますね。また、前述したように私が手掛けるシステム分野はまだまだ人材が必要な領域です。電気電子系出身者が活躍できる場はとても広いので、たくさんの方のご応募をお待ちしています。
メールチェック
持ち場を清掃
チーム内で予定の確認
顧客やサプライヤからの問い合わせ事項に対応。必要に応じて短時間のWebミーティングを実施
社員食堂でランチ
モータ+インバータ合体モデルの動作シミュレーションを検討
耐久試験の遠隔モニタリングシステムのプログラム手直し、手順書作成など
基本的に残業はせずに帰宅
とにかくものづくりが好きで、休日でもマイコンを使ってラジコンを作るなど工作を楽しんでいます。こうした体験は仕事でも役立つことがあるのがおすすめです。同じような趣味を持っている人はぜひ声をかけてほしいですね。