新製品開発、海外駐在、
マネジメント、次々とやってくる
活躍の場に充実感

H.T.

  • キャリア入社
  • 開発

車載事業本部 第2車載事業部
プロジェクト推進統括部 プロジェクト推進部(部長)
機械システム設計学科卒
2005年入社

CAREER.01

学生時代〜入社

前職は自動車部品メーカーで、5年間設計を担当していました。仕事していた中で気づいたのが、自動車のニューモデルに使われる部品類に電気系パーツが急速に増えていたことです。いずれはエンジンをはじめとする自動車の駆動装置全体が電気部品の固まりになると想像し、その軸になるモータ製品を製造していたニデックに転職することにしました。前職では機械図面しか見たことがなかったのですが、入社した初日から電子系基盤を配した家電用モータ図面を手渡され、初めて目にする内容のチェックを依頼されたことにはビックリ。右往左往しつつ周りの社員に手助けしてもらい、どうにかやり遂げたことを今でも懐かしく思い出します。

CAREER.02

入社2年目

当時の世界最薄パソコンに搭載する極薄MMC(マルチメディアコンポーネント)モータの開発リーダーを任されました。同モータにはそれまでのモータ製品とは別次元の高い精度が要求され、既存の技術では達成が不可能でした。そこで私は、社内の他事業部で導入されたばかりの「レーザーフォーミング」という、ミクロン単位で回転精度を補正できる技術に着目。その技術を習得するために京都の中央開発技術研究所へ何度も足を運び、また製造メンバーと実現可能・不可能の議論や衝突を繰り返しながら、最終的に製品化に漕ぎ着けました。この時の成功は関わったメンバー皆の、お互いに対する理解と信頼が生んだ強靭なチームワークがあったからこそだと思っています。

CAREER.03

入社5年目

入社時から希望していた車載事業部に異動し、自動車用モータの設計を手掛けることになりました。配属されたチームは、部門の中でも特に開発への熱い気持ちを持ち、妥協を許さないメンバーが勢ぞろい。前部門とは異なる刺激を大いに受けながら仕事にまい進しました。ところが社内事情で異動や出向が相次いで発生し、半年後には私が開発プロジェクトリーダーを務めることになりました。プロジェクトリーダーとして担当機種の量産立ち上げを中国工場で担当することになり、急遽数カ月に及ぶ出張が決まりました。その間は無事立上げを完了し、帰国できるかどうか真剣に悩んだ時もあったほど多忙な日々が連続。地道な努力でこれを乗り越え、現地スタッフから最後に「次の製品の立ち上げにも来てほしい」と言われた時は、それまでの苦労が一気に吹き飛びました。

CAREER.04

入社10年目

海外の開発拠点を強化する事業部方針のもと、AE(アプリケーションエンジニア)としてアメリカのミシガン州に駐在するチャンスをもらいました。目的は北米No.1のEPS(電動パワーステアリング)メーカーから受注を獲得し、市場参入することです。アメリカでのビジネス経験はなく、英語も得意でなかった私が駐在員に指名された理由は定かではありませんが、現地の営業担当者の手厚いサポートと顧客の懐深い協力を得て、渡米数ヶ月後に初受注を成し遂げることができました。以降、約4年間にわたる長期の駐在になり、日本と異なる文化や物事に対する考え方にじっくり触れて多くを学んだ、非常に有意義な毎日を過ごしました。

FUTURE

今後の夢や目標は?

アメリカから帰国後プロジェクト推進部に配属となり、3年を経た現在その部門長を務めています。
同部門は、ニデック車載事業部が進めるさまざまな製品開発プロジェクトの初期段階から量産段階に至るまでのスケジューリングや進捗確認、
課題解決等の管理を行う、いわばプロジェクト経営実践に向けたプロ集団です。
今はまだ所属メンバーが少ない少数精鋭部隊ですが、部門の役割強化に注力してできる限り早く全社から頼られ、
存在価値を出す組織の精鋭化を図りたいと思っています。