会 社 名
ニデック株式会社
代表者名
代表取締役社長執行役員 岸田 光哉
取 引 所
東証プライム(6594)
所 在 地
京都市南区久世殿城町 338
問合せ先
コーポレートコミュニケーション部長 渡邉 啓太
電 話
(075)935-6150

当社グループ会社であるニデックマシンツール株式会社が、従来製品よりサイクルタイムを約20%短縮した歯車製造の粗加工機の新機種「ドライカットホブ盤GE-Bシリーズ」を発売しますので別紙の通りお知らせいたします。

 

ニデックマシンツール、歯車のさらなる高能率生産に貢献する
「ドライカットホブ盤 GE-Bシリーズ」を発売

 
会 社 名  ニデックマシンツール株式会社
代表者名  代表取締役社長 二井谷 春彦
所 在 地 滋賀県栗東市六地蔵130番地
 

・主軸モータ出力の引き上げによりサイクルタイム約20%短縮
・ユーザフレンドリーな精度調整ソフトウェアを標準搭載

 

ニデックグループのニデックマシンツール株式会社は、歯車製造の粗加工機の新機種「ドライカットホブ盤 GE-Bシリーズ」を 12月10日に発売いたします。GE-Bシリーズは歯車のさらなる高能率加工を目的に、現行機GE-Aシリーズに対して主軸モータ出力を22~47%*1引き上げました。これによりGE-Aシリーズの標準仕様よりも高速、高能率な加工条件にすることができ、サイクルタイムを約20%*2 短縮できます。昨今、電気自動車やロボットの普及にともない、歯車のより一層の高精度化と高生産性が求められており、その需要に応えて開発したものです。
また、今回のモデルチェンジでは、加工現場で役立つ各種ソフトウェアの標準仕様への取り込みや、省エネ対応型装備品の積極的な採用により、トータルでの顧客満足度向上を図っています。

 

ドライカットホブ盤 GE-B シリーズ
 

GE-Bシリーズは、2002年の発売以降、自動車、建設機械、産業機械など多くの歯車製造の現場で受け入れられ、出荷3,000台を誇るドライカットホブ盤GE-A シリーズを高能率加工用にモデルチェンジしました。ワーク(被加工物)のサイズ別に、最大径150㎜のGE15B、同200㎜のGE20B、同250㎜のGE25Bの3機種用意しています。いずれも現行機に対してカッタとワーク(被加工物)との芯間距離は変えず、主軸モータ出力を22~47%高めた高出力主軸モータを使うことで、歯車精度を維持しつつ、サイクルタイムを短縮する高速加工の条件が可能になり、高能率生産に貢献します。
また、当社製切削工具の新コーティング「MightyShieldΣ」と新素材「GRANMET SF」を組み合わせたホブカッタを使用した加工では、切削速度350m/min*3を超える高速加工条件下において、工具摩耗量を抑制した量産加工を達成しており、さらなる高生産性の提案も可能です。
また、ユーザの使い易さへの対応として、オペレータの入力ミスによる機械衝突を未然に防止する補正入力制限機能や、歯車の精度調整をNC操作画面から容易に設定できる機能など、現行機で好評のオプションや専用ソフトを標準仕様に取り込み、基本機の機能を向上させました。
そのほか、省エネ対応として、ソレノイドバルブなどの省エネ対応型装備品を採用し、CO2排出量の削減、ランニングコスト低減にも貢献しています。

ニデックマシンツールは、今後も歯車機械と切削工具、粗加工から仕上げ加工まで、歯車加工に関してトータルでソリューションを提案できるメーカーとして、世界の歯車製造に貢献していきます。

 

【ドライカットホブ盤 GE-B シリーズ】

 

*1 現行モデルGE-Aシリーズと新モデルGE-Bシリーズの主軸モータ出力(kW)比較による
*2 現行モデルGE15Aと新モデルGE15Bの加工時間比較による
(ワーク諸元:モジュール2.3mm、歯数17、ねじれ角 35°RH、歯幅41mm)
*3 自社内加工実績による
(切削速度350m/min、送り量2.3mm/rev、シフトで50個加工時の工具摩耗量が0.03mm)