- 会社名
- 日本電産株式会社
- 代表者名
- 代表取締役社長執行役員 吉本 浩之
- 取引所
- 東証一部(6594)
- 問合せ先
- 広報宣伝部長 生島 志朗
- TEL
- (075)935-6150
日本電産株式会社(以下、「当社」)は、2019 年 4 月 16 日付「オムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社の株式取得等に関する譲渡契約締結のお知らせ」にて報知いたしましたとおり、同日付で、オムロン株式会社(以下、「オムロン」)との間で、自動車向け車載電装部品の製造・販売を手掛けるオムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社(以下、「オムロンオートモーティブエレクトロニクス」)の株式の取得(以下、「本株式取得」)等の取引に係る譲渡契約を締結していましたが、本日、本株式取得を完了致しました。
また、当社は、本株式取得と同時に、オムロンの子会社である OMRON AUTOMOTIVE ELECTRONICS de Mexico, S. de R.L. de C.V. 及 び OMRON COMPONENTES AUTOMOTIVOS LTDA.(以下、あわせて「取得対象海外子会社」)の株式等も同時に取得致しました。なお、オムロンオートモーティブエレクトロニクス及びその子会社、並びに取得対象海外子会社の概要は下記のとおりです。
なお、2019 年 10 月 29 日付「(開示事項の経過)オムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社 の 株 式 取 得 等 に 関 す る お 知 ら せ 」 に て 報 知 い た し ま し た と お り 、 PT. OMRON MANUFACTURING OF INDONESIA 及び OMRON VIETNAM CO., LTD.の車載電装部品事業(以下、あわせて「取得対象海外事業」といい、本株式取得及び取得対象海外子会社の株式等の取得並びに取得対象海外事業の譲受けを総称して、「本取引」)については、事業に係る利益及びリスクは本日をもって当社に移転することとなりますが、事業の取得は 2020 年 6 月末までを目途に完了する見込みです(なお、OMRON HONG KONG LTD.からは事業の取得を行わないことと致しました。)。
記
1. 主要な子会社概要
① 社名の変更
所在地 | 現会社名 |
新会社名(予定) |
日本、小牧 |
オムロンオートモーティブエレクト ロニクス株式会社 (OMRON Automotive Electronics Co. Ltd.) |
日本電産モビリティ株式会社 (NIDEC MOBILITY CORPORATION) |
米国、シカゴ・デ トロイト及びオハ イオ |
Omron Automotive Electronics, Inc. |
アメリカ日本電産モビリティ株式会社 (NIDEC MOBILITY AMERICA CORPORATION) |
中国、広州 |
Omron (Guangzhou) Automotive Electronics Co., Ltd |
日本電産モビリティ(広州)有限公司 (NIDEC MOBILITY (GUANGZHOU) CORPORATION) |
韓国、ソウル・ア ンソン |
Omron Automotive Electronics Korea Co., Ltd. |
韓国ニデックモビリティ株式会社 (NIDEC MOBILITY KOREA CORPORATION) |
メキシコ、シラオ |
Omron Automotive Electronics de Mexico S. de R.L.de C.V. |
メキシコ日本電産モビリティ合同会社 (NIDEC MOBILITY MEXICO S. de R.L. de C.V.) |
タイ、バンコク・ アユタヤ |
Omron Automotive Electronics Co., Ltd. |
タイ日本電産モビリティ株式会社 (NIDEC MOBILITY (THAILAND) CO., LTD.) |
インド、グルガ ーオン |
Omron Automotive Components India Pvt Ltd |
インド日本電産モビリティ株式会社 (NIDEC MOBILITY INDIA PVT LTD.) |
ドイツ、シュトゥ ットガルト |
Omron Automotive Electronics Europe GmbH |
ドイツ日本電産モビリティ有限会社 (NIDEC MOBILITY GERMANY GmbH) |
ドイツ、シュトゥ ットガルト |
Omron Automotive Technologies Europe GmbH |
ドイツ日本電産モビリティテクノロジー 有限会社 (NIDEC MOBILITY TECHNOLOGIES GERMANY GmbH) |
ブラジル、ヴィ ニェード |
Omron Componentes Automotivos Ltda. |
ブラジル日本電産モビリティ有限会社 (NIDEC MOBILITY BRAZIL LTDA.) |
カナダ、オーク ビル |
Omron Automotive Technologies, Inc. |
カナダ日本電産モビリティ株式会社 (NIDEC MOBILITY CANADA CORPORATION) |
イギリス、キング スウィンフォード |
Omron Automotive European Service Ltd. |
イギリス日本電産モビリティ株式会社 (NIDEC MOBILITY UK LTD.) |
② 新任役員
新会社名(予定) |
新任役員(予定) |
日本電産モビリティ株式会社 (NIDEC MOBILITY CORPORATION) |
取締役会長 永守 重信 代表取締役社長 和田 克弘 取締役執行役員 大長 眞 取締役執行役員 髙橋 敏紀 取締役 早舩 一弥 取締役 北尾 宜久 取締役 石井 健明 監査役 落合 裕之 執行役員 Randy Wara 執行役員 福本 哲也 執行役員 中島 顕示 執行役員 切畠 雅明 |
アメリカ日本電産モビリティ株式会社 (NIDEC MOBILITY AMERICA CORPORATION) |
取締役会長 和田 克弘 取締役社長 Randy Wara 取締役 高橋 敏紀 役員 Steve Kozik |
日本電産モビリティ(広州)有限公司 (NIDEC MOBILITY (GUANGZHOU) CORPORATION) |
董事長 和田 克弘 董事兼総経理 角垣 一志 董事兼副総経理 北村 栄造 董事 大長 眞 董事 髙橋 敏紀 監事 郷原 渉 |
韓国ニデックモビリティ株式会社 (NIDEC MOBILITY KOREA CORPORATION) |
代表理事 会長 和田 克弘 代表理事 社長 岡庭 勲 理事 金 知徳 理事 大長 眞 理事 福本 哲也 監査役 郷原 渉 |
メキシコ日本電産モビリティ合同会社 (NIDEC MOBILITY MEXICO S. de R.L. de C.V.) |
取締役社長 Randy Wara 取締役 Juan Rodriguez 取締役 和田 克弘 取締役 中島 顕示 役員 Martin Avila 役員 Steve Kozik 役員 Mark Borgan |
タイ日本電産モビリティ株式会社 (NIDEC MOBILITY (THAILAND) CO., LTD.) |
取締役 戸口 洋一 取締役 和田 克弘 取締役 大長 眞 取締役 中島 顕示 |
インド日本電産モビリティ株式会社 (NIDEC MOBILITY INDIA PVT LTD.) |
取締役 野原 義弘 取締役 和田 克弘 取締役 大嶋 啓示 |
ドイツ日本電産モビリティ有限会社 (NIDEC MOBILITY GERMANY GmbH) |
取締役社長 Randy Wara |
ドイツ日本電産モビリティテクノロジー有限会社 (NIDEC MOBILITY TECHNOLOGIES GERMANY GmbH) |
取締役社長 Randy Wara |
ブラジル日本電産モビリティ有限会社 (NIDEC MOBILITY BRAZIL LTDA.) |
取締役 石田 秀信 取締役 杉田 健一 監査役 郷原 渉 |
カナダ日本電産モビリティ株式会社 (NIDEC MOBILITY CANADA CORPORATION) |
取締役社長 Randy Wara 取締役 Dale Morrison 取締役 福本 哲也 |
イギリス日本電産モビリティ株式会社 (NIDEC MOBILITY UK LTD.) |
取締役社長 Randy Wara |
2. 本取引の目的および今後の運営方針
当社は、車載用モータ事業を主要戦略事業の 1 つと位置づけ、今後急速な拡大が見込まれる車載モータ市場に向け積極的に取り組んでおります。特に、自動車業界の潮流である「電動化」、「自動運転」のニーズに迅速に応えるべく、電動パワーステアリング(EPS)用モータ、電動ブレーキ用モータ等と電子制御ユニット(ECU)とのモジュール化製品、並びに、今後市場で大きな伸びが期待される EV 用トラクションモータシステム等に力を入れております。今後も、世界規模の環境・エネルギー問題への対応として、電動化の流れはますます加速するものと捉えており、2014 年にグループ入りした ECU メーカーの日本電産エレシスとともに、より多くの電動化製品を生み出すべく研究開発を推進しております。
オムロンオートモーティブエレクトロニクスは、センシング&コントロール技術を核とした制御機器やシステム、電子部品等に強みを持つオムロングループの子会社として、車載用エレクトロニクス製品の研究開発及び製造販売を行っております。特に、ボディ制御システム、モータ制御 ECU、電源制御等の領域にて、市場の電動化・電装化ニーズに応えた優れた製品を数多く創り出しております。本取引を通じて、オムロンオートモーティブエレクトロニクスの ECU をはじめとした各種エレクトロニクス製品と当社グループのモータ、ポンプ、ギア等を組み合わせることにより、新たなモジュール化製品、システム製品を生み出していくことが可能になります。
さらに、日本電産エレシス及びオムロンオートモーティブエレクトロニクスの両社は、ADAS(Advanced Driver Assistance System)領域で補完関係にあり、両社のシナジーは非常に大きいと期待しております。特に、日本電産エレシスは電波レーダー及びカメラ関係製品に強みをもっており、オムロンオートモーティブエレクトロニクスはレーザーレーダー及びドライバーモニターシステム関係製品に強みをもっているため、両社の製品群を足し合わせることで、将来の自動運転のためのセンサー製品群がほぼ揃う形となります。本取引により、日本電産グループの中で両社が協力し、自動運転技術をサポートする多様なセンサー製品群を提供していけるようになるものと期待しております。
3. 今期の業績に与える影響
今期の業績に与える影響につきましては現在精査中であり、東京証券取引所における適時開示規則に基づき業績予想の修正がある場合には改めてお知らせ致します。
以上