- 会社名
- ニデック株式会社
- 代表者名
- 代表取締役社長執行役員 岸田 光哉
- 取引所
- 東証プライム(6594)
- 所在地
- 京都市南区久世殿城町338
- 問合せ先
- コーポレートコミュニケーション部長 渡邉 啓太
- 電話
- (075)935-6150
ニデック株式会社(以下、「当社」)は、キヤノン株式会社(以下、キヤノン)と共同で、当社製ファンモータの原材料調達から生産、流通等のライフサイクルステージに関わる CO2 排出量の算定を行いました。算定したデータは当社製品を搭載するキヤノンのオフィス向け複合機のライフサイクル CO2 排出量算定の実データとして初めて組み込まれました。
キヤノンは今回の算定結果を活用した複合機について、一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)が運営する環境ラベル「SuMPO EPD(エコリーフ)※1」の登録、公開を行いました。これらは、サプライチェーンでのデータ活用協力を通じて、CO2 排出量削減を目指す取り組みの先駆けとなるとともに、投資家の皆さまから期待される環境情報開示の充実化にもつながります。
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当社は、業界をリードするモータ技術とエネルギー効率向上、軽薄短小等の製品開発により、CO2 排出量の削減に大きく貢献してきました。特に、工程内樹脂リサイクル材の活用によるバージン材比率の低減や、独自の最適磁気回路設計によるモータ部の体格を当社製品の従来比約 20%小型化を実現、といった技術革新が、環境負荷低減に直接的な影響を与えています。 今後もより多くの企業との協力により、ライフサイクル CO2 排出量の算定を行う製品を順次拡大し、サプライチェーン全体での脱炭素化と持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
〈ニデックグループの CO2 排出量削減目標〉
当社は、SBTi※2 の基準に即した CO2 排出削減目標として、2030 年度までに 2022 年度比で、スコープ 1、2 の排出量を 42%、スコープ 3(カテゴリー1、11)の排出量を 25%削減することを目指しています。CDP※32024 気候変動調査にて、当社の気候変動分野の開示透明性と取り組みのリーダーシップが認められ、最高評価の「A リスト」に選定されました。※1: 製品の環境情報を LCA(ライフサイクルアセスメント)手法を用いて定量的に開示する日本の環境ラベル。
※2: SBTi(Science Based Targets initiative)は、企業が気候科学に基づいた温室効果ガス排出削減目標を設定することを推進する国際イニシアティブ。当社の CO2 排出削減目標は 2024 年に SBTi の認定を取得。
※3: CDP は企業や自治体の環境情報開示のための世界的なシステムを運営するイギリスの非営利団体。2024 年には世界時価総額の 3 分の 2 に相当する 24,800 社の企業が CDP を通じて情報開示を実施。