サービスロボット

円滑で正確な関節駆動

サービスロボットの円滑かつ正確な動きを実現するメカニズム

NIDECグループではスリップリングやポテンショメータなどを用いてサービスロボットの関節や回転部を円滑に制御する技術を有しています。

例えば物流搬送ロボットは24時間365日稼働が運用上求められますし、介護ロボットやパワーアシストスーツのように非常に堅牢な構造と高い信頼性が求められるロボットもあります。

これらのロボットにおける関節部や回転部は、通常のリード線ではくり返し屈曲によって断線してしまう恐れがあります。
また、正確な動作を行うためには関節や回転部を精密にセンシングして制御する必要があります。

スリップリング

回転部の給電や信号伝達を行うスリップリング

通常のリード線は回転部や関節に使用するとシャフトへの絡まりやねじれ、くり返し屈曲による金属疲労を原因とする断線が起こる可能性があります。回転部、関節部にスリップリングを使用すれば、絡まり・ねじれ・屈曲による断線を防ぐことができます。また、電源からの給電だけでなくデータ通信も可能となっています。

ポテンショメータ

正確な回転角度をセンシングするポテンショメータ

ポテンショメータ(※)は回転角度・位置を高精度で検出します。とくに導電性プラスチック型ポテンショメータは摺動抵抗が極小であるため分解能が極めて高く(理論上は無限小)、長寿命・低トルク・低ノイズという特長を併せ持ち、サービスロボットの関節に使用することで関節の正確な位置検知や動作制御が可能となります。

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