未来への取り組み
サービスロボット
サービスロボット分野にフォーカスした供給体制を整える。
ロボットといえば、従来は工場で溶接・塗装・組立・搬送などを行う産業用ロボットを主に指していましたが、近年、掃除・警備・受付など生活のさまざまなシーンでサポートを行うサービスロボットが登場しています。
少子高齢化や人口減少などの要因によって不足する働き手を補うサービスロボットは、今後大幅に増えていくと予想されており、2020年にはグローバルで4.1兆円(特許庁発表)、2030年には日本だけでも3.6兆円(NEDO発表)の市場規模に到達するといわれています。
従来の産業用ロボットが工場という限られた場所・シチュエーションで使用されるのに比べ、サービスロボットは人が暮らす生活の場で、しかもさまざまなシチュエーションで使用されるため、安全性の確保や多様な状況への対応、人とのコミュニケーションなど、産業用ロボットに比べて多くの課題をクリアしなければならず、より高度な技術を必要とします。
NIDECグループはサービスロボット分野において、サービスロボットを構成するパーツ・モジュール・ユニットを開発・製造する技術を数多く保有しています。低消費電力、小型・軽量、高制御性、長寿命、静音などサービスロボット用途に最適な特徴を持つブラシレスDCモータを中心にあらゆるモータをラインナップするだけでなく、ギア・センサ・ドライバ・制御装置を取り揃え、パーツ単位・モジュール単位・ユニット単位での提供を行う体制が整っています。
また、これらパーツ・モジュール・ユニットを要求仕様に応じて提供するだけでなく、開発パートナーとしてソリューション提案を行うことも可能。サービスロボット分野における新規参入や既存メーカーがラインナップ拡大を容易に行うためのサポート体制も整えています。