モーターとは
モータの歴史
世界・日本の技術・産業とNidecの歩み。
西暦 | 国名 | 人名/社名 | 内容 | 学術・社会還元・広報 |
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1824 | フランス | Arago | 回転している銅版が磁針に作用すること発見 | |
1831 | イギリス | Faraday | 電磁誘導を発見 | |
アメリカ | Henry | 今日のモータ原型に関する論文発表 | ||
1833 | イギリス | Richie | 電磁石モータを創る | |
1834 | ロシア | Jacobi | 整流子モータを創る | |
1836 | アメリカ | Davenport | 直流モータを創る | |
1838 | イギリス | Davidson | 直流モータを創る | |
1860 | イタリア | Pacinottoi | 環状電機子の発明 | |
1864 | イギリス | Maxwell | 電磁場理論の大成,電磁波の予言 | |
1866 | ドイツ | Siemens | 自励式発電機を創る | |
1867 | イギリス・ドイツ | Siemens兄弟 | 近代的発電機を開発 | |
ベルギー | Gramme | 交流発電機を創る | ||
1879 | アメリカ | Edison | 白熱電灯の電源として高効率直流発電機の開発 | |
1882 | ユーゴスラビア | Tesla | 火花を出して回転する直流モータに代わって二相交流モータの原理発見 | |
1885 | イギリス | Fleming | 右手の法則(発電機)発見,後に左手の法則(モータ)を立てる | |
1888 | アメリカ | Tesla | 単相交流モータを創る | |
1889 | ドイツ | Dobrowolski | 三相かご形誘導機を創る | |
1893 | アメリカ | Steinmetz | GEで活躍開始,モータにおける磁気ヒステリシスの研究で貢献 | |
1905 | スイス | Einstein | 特殊相対性理論発表 | |
1910 | イギリス | Poynting | 電磁エネルギー流の理論整備 | |
1918 | イギリス | Livens | ヒステリシスモータ原理を含む電磁力の一般式を提示 | |
1919 | イギリス | Walker | VR型ステッピングモータの誘導子を発明 | |
1932 | 日本 | 山洋商会(現山洋電気) | 無線通信機用発電機製造開始 | |
1937 | アメリカ | Teare | ヒステリシスモータの開発と理論的貢献 | |
1940 | アメリカ | Kron | GEで回転機のテンソル論を提唱 | |
1945 | 日本 | 山洋電気 | 軍事・通信電源用回転機から民需への転換開始 | |
1950 | 日本 | オリエンタルモーター | 「東洋電動機株式会社」として設立,3年後に現在の社名に変更 | |
1952 | アメリカ | Feiertag | GEでハイブリッドステッピングモータの原理となる超低速同期モータを発明 | |
1952 | 日本 | 電気試験所 | 山洋電気に日本最初の二相サーボモータ開発を依頼 | |
1960 | 日本 | 富士通 | 工作機械用VR型ステッピングモータをシリーズ化 | |
日本 | 山洋電気 | VR型ステッピングモータ開発 | ||
日本 | 日本サーボ (現ニデックアドバンスドモータ) |
(株)桐生英工舎を引き継ぎ設立 | ||
1962 | 日本 | 信濃絹糸紡績 (現シナノケンシ) |
紡績機からの転換を図るためにTEAC向け小型モータの製造を決定,後にソニー向けにも発展 | |
1965 | ドイツ | ブラシレスモータ現れ揺籃期の日本の小型モータ関係者が大きな影響を受ける | ||
1966 | アメリカ | 宇宙船,月面軟着陸:江川克己氏が設計したステッピングモータが月面映像取り込み装置に利用された。 | ||
1968 | 日本 | 山洋電気 | ハイブリッド型ステッピングモータを商品化 | |
1970 | 日本 | 山洋電気 | IBMからステッピングモータを受注,情報機器用精密モータのエポックメーキングとなる | |
1972 | アメリカ | Kuo:Symposium on Incremental Motion Control Systems and Devices開始 | ||
1973 | 日本 | 永守重信 | 日本電産株式会社(現ニデック株式会社)を創業 | |
1978 | 日本 | NIDEC | ファン事業に本格参入 | |
1979 | 日本 | NIDEC | 8インチHDD用スピンドルモータの生産開始 | |
1980 | 日本 | 指田 | 楔形超音波モータを発明 | |
1981 | 日本 | 見城/JMA | Motortech Japan シンポジウム開始 | |
日本 | NIDEC | 5.25インチHDD用スピンドルモータの生産開始 | ||
1982 | 日本 | 指田 | 進行波型超音波モータを発明 | 見城・永守:「メカトロニクスのためのDCサーボモータ」出版 |
日本 | 住友特殊金属 (現NEOMAX) |
佐川眞人氏 ネオジウム磁石発明 | ||
1983 | 日本 | 見城/JMA | 『小型モータ技術展』をスタート | Kenjo:Stepping Motors 英米で出版 |
1984 | 日本 | NIDEC | 3.5インチHDD用スピンドルモータの生産開始 | |
1985 | Kenjo & Nagamori : Permanent-magnet and brushless DC motors 英米で出版 | |||
1987 | Кенио,Нагамори:Шаговые двигатели モスクワで出版 | |||
1988 | 日本 | NIDEC | 2.5インチHDD用スピンドルモータの生産開始 | |
1989 | Кенио,Нагамори:Двигатели постоянного тока с постоянными магнитами モスクワで出版 | |||
1990 | Kenjo:Power electronics for the microprocessor age にてMetatroLab 発表 | |||
1992 | 日本 | NIDEC | 1.8インチHDD用スピンドルモータの生産開始 | |
日本 | NIDEC | 1.3インチHDD用スピンドルモータの生産開始 | ||
1994 | 日本 | NIDEC | 流体動圧軸受(FDB)を採用した世界初の1.8インチHDD用スピンドルモータを出荷 | Lorriman and Kenjo: Japan's winning margins 出版,NIDECの可能性記述 |
1997 | Kenjo:IEEE Trans.Education にMechatroLabⅡ発表 | |||
1998 | 日本 | NIDEC | 1.0インチHDD用スピンドルモータの生産開始 | Kenjo:IEEE Trans.Education にメカトロニクスシステムのシミュレーション数学を発表 |
1999 | 日本 | JR | リニアモーターカー実験線で時速500kmを超える | |
2000 | 日本 | NIDEC | パワーステアリング用モータ(車載用モータ)の生産開始 | 見城・永守:「新・ブラシレスモータ」出版 |
日本 | NIDEC | FDBモータの本格量産を開始 | ||
2003 | 日本 | NIDEC | 中央開発技術研究所を開設 | Kenjo & Nagamori : Brushless motors 東京で出版 |
日本 | NIDEC | 『RMベアリング(焼結ベアリング)』が日刊工業新聞社モノづくり部品大賞を受賞 | ||
2005 | 日本 | NIDEC | モーター基礎研究所設立 | |
2006 | 日本 | 見城・佐渡友・木村玄氏:『最新 小型モータのすべてがわかる』出版(技術評論社) | ||
日本 | 見城:『電気回路入門講座』 出版(電波新聞社) | |||
日本 | 見城・佐野茂氏:『ピタゴラスの定理でわかる相対性理論』 出版(技術評論社) | |||
2007 | 日本 | NIDEC | ラジコン電動グライダー(F5B)日本選手権NIDECモーターが初出場で優勝・準優勝・3位と上位独占 | |
2010 | 日本 | NIDEC | RC電動グライダー第13回世界選手権でNIDECモータを搭載したグライダーが優勝 | |
2012 | 日本 | NIDEC | モーター基礎技術研究所設立 | |
2014 | 日本 | NIDEC | 中央モーター基礎技術研究所新棟を開設 | |
2015 | 日本 | 永守重信 | モータに関する技術表彰制度「永守賞」を創設 | |
2015 | 日本 | NIDEC | 公益社団法人発明協会の平成27年度全国発明表彰において、「文部科学大臣発明賞」を受賞 | |
2017 | 日本 | NIDEC | 本社ANNEXグローバル研修センターがオープン |