モータ用語集
アラゴの円盤
1822年にアラゴが英国のグリニッジで地磁気の測定をしている際、磁針を特定の金属に近づけるとその振れが減衰されることに気が付いた。このことに興味をもち、研究を続けて1825年に銅のような非磁性の材料でできた円盤を回すと、その中心軸の上に取り付けた回転自由な磁針が回ることを示した。この実験は「アラゴの円盤」として知られている。その後、1831年にファラデーはこの現象が電磁誘導によって起きることを説明した。下図では逆に電磁石を動かすことによって銅の円盤が回る現象を示している。
電磁石を円盤に接触させないで左から右に動かすと,電磁石の極性に関係なく円盤は黒い矢印の向きに回転する。永久磁石でも同じ効果がある。