ニデックグループのサステナビリティ
サステナビリティ推進体制
当社では、監督機能としてのサステナビリティ委員会と、執行機能としてのサステナビリティ推進会議および分科会からなる監督・執行体制により、サステナビリティ経営を推進しています。
サステナビリティ委員会
2022年8月より新たにサステナビリティ委員会を取締役会内に設置し、9月に活動を開始しました。2021年6月に改訂された「コーポレートガバナンス・コード」の補充原則4-2※にも記載されている通り、サステナビリティ経営の推進は当社にとっても必須事項と認識しています。
サステナビリティ委員会は、後述のサステナビリティ推進会議のモニタリングおよび多様なステークホルダーの意見を経営に反映させる役割を果たすため、取締役5名(内、3名が社外取締役)の委員で構成されています。各委員は、人材開発、法務・コンプライアンス、財務・会計、国際性・グローバル経験、環境・社会、ガバナンス・リスク管理といった経験・専門性を備える多様性に富んだメンバーで構成しているため、多岐に渡る観点からの議論が期待できます。
本委員会は四半期ごとに開催され、それぞれの回においてマテリアリティのカテゴリー別にメインアジェンダが設定されています。サステナビリティ推進会議と同様、担当役員よりメインアジェンダに沿ってマテリアリティに関する取り組み状況や経営のサステナビリティを保つために重要なトピックなどが報告されます。委員会の開催報告および職務実行状況については、委員長より取締役会に対する報告が行われます。
※「取締役会は、中長期的な企業価値の向上の観点から、自社のサステナビリティを巡る取り組みについて基本的な方針を策定すべきである。また、人的資本・知的財産への投資等の重要性に鑑み、これらをはじめとする経営資源の配分や、事業ポートフォリオに関する戦略の実行が、企業の持続的な成長に資するよう、実効的に監督を行うべきである。」
サステナビリティ推進会議
当社が特定した5つのマテリアリティには全部で15個の取り組みテーマが付随しています。それぞれの活動が確実かつ効果的に実行されていることを確認するための仕組みの一つとして、当社はサステナビリティ推進会議を定期的に開催しています。この会議は原則隔月で開催され、マテリアリティに関する業務執行状況の確認、サステナビリティ活動方針及び重要事項の審議・決議を行います。
マテリアリティの具体的な内容については、こちらをご覧ください。
分科会
サステナビリティ推進会議の下に、環境マネジメント分科会、気候変動対策分科会、人権分科会の3つの分科会を設置し、組織横断的な取り組みを推進しています。
CSRマネジメントシステム
当社における従来のCSRマネジメントシステムは、「CSR憲章」ならびに進化する社会的責任に照らして取るべき選択と行動をまとめた「NIDECグループCSR行動宣言」を軸に展開します。ISO45001やISO14001の活用に加え、国際認証機関によるCSR外部監査を通じてその透明性と実効性の担保を図っています。