ニデック京都本社では、子どもたちに地球環境への関心や理解を深めてもらうため、そしてモノづくりの楽しさを知ってもらうため、京都市・乙訓地域の小学生を対象に「モーターと地球環境」というテーマで手作りモータ授業を実施しています。
この取り組みは2007年からスタートし、2020年度以降は新型コロナウイルス感染拡大の影響によりオンライン形式で行われましたが、2023年度から従業員が学校や学習施設に出向いて実施する形に戻りました。今年度は京都市および長岡京市(※)にて計6回実施し、参加者は合計305名にのぼりました。
授業では、身近なモータと電気エネルギーの関係、地球環境への影響について学びます。さらに、当社が地球環境保護のために開発するモータの役割について紹介し、子どもたちと一緒に日常生活でできる環境対策を考えます。また、様々な実際のモータを展示しており、子どもたちは「これは何に使われるモータ?」や「どこが動くの?」といった疑問を持ちながら興味津々に見たり触ったりしていました。授業の後半では、モータづくりの実習を行いました。みんな一生懸命にモータを作っていて、あちこちから「回ったー!」と歓声が上がっていました。
子どもたちからは、
「実際に色んな種類のモータが見れて面白かった。身近にこんなにたくさんあるなんてビックリ!家の中のモータを探してみたい。」
「どうやったらもっと速く回るのか、色々試してみたい。」
「授業を受けて環境への意識が高まった。地球を守るために、自分にできる節電を考えたい。」
といった驚きや関心の高まりなどが伝わってくる嬉しい感想が数多く寄せられました。
NIDECグループは、CSR憲章およびNIDECグループCSR行動宣言に基づき、 グローバルに事業を展開する各地域において、一企業市民として持続可能な社会の実現に取り組みます。来年度も、回るもの・動くものを通して子どもたちの心に残るような楽しい授業を実施してまいります。
(※)京都市:京都市青少年科学センター、朱雀第六小学校4年生、桃山小学校6年生、待鳳小学校5年生
長岡京市:長法寺小学校4年生、長岡第十小学校4年生