環境マネジメント

環境保全活動中期計画

環境保全活動第七次中期計画の取り組み進捗

第七次中期計画(2022~2024年度)では、事業による環境負荷低減および製品による環境貢献を主軸とし、環境マネジメント活動、自然環境保全活動を加えた4つの枠組みにて取り組みを推進しています。

まず、事業による環境負荷低減において、自社事業のエネルギー効率の向上や再生可能エネルギー導入を中心にした活動により、2040年度の当社事業活動のカーボンニュートラル化に向けた基盤構築を進めています。2022年度はそれぞれの活動に加え、売上高が前年度比17%増収となった影響を受け、温室効果ガス(スコープ1・2)、電力使用量、取水量、廃棄物・有価物等発生量において、原単位表示で2021年度比10%前後の削減を実現しました。一方、再生可能エネルギー使用率は10.4%でした。

なお、事業による環境負荷低減の温室効果ガス、電力、水、廃棄物についは、これまでもモニタリングとレビューを実施してきました(環境パフォーマンス) 。引き続き、主要拠点別の実態調査や分析に加え、優秀事例の水平展開を行い、改善活動を進めていきます。 次に、製品による環境貢献において、マテリアリティの取り組みの1つ「製品を通じた脱炭素化への貢献」と連動した定量目標の達成と環境に貢献する新たな製品の開発および普及の推進に取り組んでいます。

さらに、環境マネジメント活動および自然環境保全活動においても、グローバルの事業所と連携しながら、着実な取り組みを進めています。

項目

3ヵ年目標 (2024年度目標)

2022年度実績

事業による環境負荷低減

2040年度の当社事業活動のカーボンニュートラル化に向け、自社事業のエネルギー効率の向上や再生可能エネルギー導入を中心に環境負荷低減に向けた活動を推進する。

下記の通り

 

温室効果ガス(Scope1,2

原単位表示で2021年度基準比3%削減

11.6%削減

 

再生可能エネルギー

グループ全体の再生可能エネルギー使用率30%

10.4%

 

電力使用量

原単位表示で2021年度基準比3%削減

8.7%削減

 

取水量

原単位表示で2021年度基準比3%削減

16.0%削減

 

廃棄物・有価物等発生量

原単位表示で2021年度基準比3%削減

17.4%削減

製品による環境貢献

環境に貢献する製品の開発および普及の推進

脱炭素視点での環境影響評価方法の検討を開始

電気自動車用駆動モータシステム「E-Axle」導入によりCO2排出量を削減する
2020
年度~2025年度までの累計11,700t-CO2
ESGマテリアリティと連動し、6カ年目標)

CO2削減量が、253千t-CO2に拡大。(21年度のCO2削減量:155千t-CO2

電動パワーステアリング用モータ導入によりCO2排出量を削減する
2020
年度~2025年度までの累計26,261t-CO2
ESGマテリアリティと連動し、6カ年目標)

今後、CO2削減量の開示を予定しております。

環境マネジメント活動

事業所における環境教育の実施率100%

2023年度実施予定

ISO14001に基づく環境マネジメントシステムの運用を従業員数ベース80%以上で実施

76%

自然環境保全

外部団体との協同による生物多様性保全の推進(森林整備、植林など)

外部団体との協同による生物多様性保全の推進(森林整備、植林など)6件実施

地域社会における環境教育支援(小学生への環境授業など)

日本で小学生向け環境授業を13回実施

※2 原単位については、生産拠点は売上高、非生産拠点は人員数をベースとする。

環境保全活動中期計画対象事業所数

環境保全中期計画では、第五次中期計画(2016年度~2018年度)より、2015年度時点においてNIDECグループに属していたグループ会社を中心として取り組みを進めてきました。前期の第六次(2019年度~2021年度)に続き、第七次中期計画でも同様の対象範囲とし、取り組みを進めています。継続したモニタリングを実施することで、取り組みの進捗確認と優秀事例の抽出を進め、その成果をグループ全体に水平展開していきます。

環境保全活動中期計画対象事業所数

年度

2018

2019

2020

2021

2022

事業所数

83

81

88

86

81

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