- 会 社 名
- ニデック株式会社
- 代表者名
- 代表取締役社長執行役員 岸田 光哉
- 取 引 所
- 東証プライム(6594)
- 所 在 地
- 京都市南区久世殿城町 338
- 問合せ先
- コーポレートコミュニケーション部長 渡邉 啓太
- 電 話
- (075)935-6150
当社グループ会社であるニデックオーケーケー株式会社が、大型タイプの立型5軸マシニングセンタVBX650に取り付ける周辺装置「マトリックスマガジン」と「立体パレットストッカ」を発売しますので、別紙のとおりお知らせいたします。
自動化を目指す 立型5軸マシニングセンタを提案
周辺装置 「マトリックスマガジン」 と 「立体パレットストッカ」 発売
会 社 名 | ニデックオーケーケー株式会社 |
代表者名 | 代表取締役会長執行役員 森本 佳秀 代表取締役社長執行役員 二井谷 春彦 |
所 在 地 | 兵庫県伊丹市北伊丹八丁目10番地1 |
ニデックオーケーケー株式会社(以下、当社)は、大型タイプの立型5軸マシニングセンタVB-X650に取り付ける周辺装置「マトリックスマガジン」と「立体パレットストッカ」を発売します。金属加工業の製造現場における自動化・省人化ニーズに対して、複雑形状部品の高速加工を行う5軸加工機に、省スペースで多くの工具を収納でき、かつ高速工具搬送できる「マトリックスマガジン」と、予め素材をパレットに取り付けておくことで、夜間の自動運転など機械の稼働率向上を可能にする「立体パレットストッカ」を組み合わせたトータルでの自動化システムを提案します。当システムはクラス最小*1のフロアスペースを誇るオートメーションパッケージとして、電気自動車やロボットなどに用いられる多品種少量部品の生産性向上に貢献します。
尚、当システムは、11月5日~10日まで東京ビッグサイトで開催される日本国際工作機械見本市(JIMTOF2024)に初出展。会場では、機械と周辺装置、ハードとソフトの組み合わせで、自動化・省人化を実現する高能率生産を実演・披露します。
マトリックスマガジンと立体パレットストッカを取り付けたオートメーションパッケージ
■マトリックスマガジン
「マトリックスマガジン」は、工作機械に使用する工具を保管、管理、自動交換する装置で、当社立型5軸マシニングセンタVB-Xシリーズと組み合わせて用いられるよう開発しています。今回発売するVB-X650用は、工具収納本数は170本と大容量ですが、工具の搬送速度96m/minと高速なため、工具呼び出し時間をチェーン式3連(収納180本)マガジンに比べ3分の1に短縮するなど、非加工時間の短縮を図っています。
ユーザビリティの面では、オペレータが使い易いようタッチパネル式のマトリックスマガジン操作画面を用意し、工具管理支援ソフトを標準搭載しています。
■立体パレットストッカ
「立体パレットストッカ」は、ワークを取り付けたパレットを機械内に搬入・搬出を自動で行うもので、先に発売した立形5軸マシニングセンタVB-X350に加え、ワンサイズ上のVB-X650に対応したものを開発、販売します。
VB-X650用もユーザの生産形態や場所を問わず設置できるように、立体方式(立積み)かつ、自動パレット交換装置の駆動部の配置を最小することでコンパクト化を図っています。また、パレットラックの組み合わせ単位を、最小が2列×3段の6パレット、最大が5列×3段の15パレットのほか、コンパクト部品や機器類の採用で、クラストップレベルの省スペースを実現しています。
ユーザビリティの面では、経験の浅い作業者にも容易に操作ができるように、操作盤を直観的でシンプルな画面構成にし、作業要領やノウハウなどの入力・閲覧、ワーク交換のタイミングや加工スケジュールの管理などを操作プログラム上でおこなえます。
■VB-X650 用マトリックスマガジン仕様
■VB-X650 用立体パレットストッカ仕様
*1 ワークサイズφ650mmクラスの立形5軸マシニングセンタでの比較です。
*2 ワーク高さ200mm以上は最大径に制限があります。
*3 パレット棚数最小6棚の場合です。マトリックスマガジンを含まず、マガジン標準40本の場合です。