- 会 社 名
- ニデック株式会社
- 代表者名
- 代表取締役社長執行役員 小部 博志
- 取 引 所
- 東証プライム(6594)
- 所 在 地
- 京都市南区久世殿城町 338
- 問 合 先
- コーポレートコミュニケーション部長 渡邉 啓太
- 電 話
- (075)935-6150
当社子会社であるニデック ASI 株式会社が、フランスの再生可能エネルギー発電事業者との間で、バッテリーエネルギー貯蔵システム(BESS:Battery Energy Storage Systems)の設置に関する契約を締結しましたのでお知らせいたします。
ニデック ASI と Neoen 社との BESS 設置に関する契約締結について
ニデック株式会社のモーション&エナジー事業本部に属するニデック ASI 株式会社は、フランスの再生可能エネルギー発電事業者である Neoen(ネオエン)社との間で、バッテリーエネルギー貯蔵システム(BESS:Battery Energy Storage Systems)の設置に関する合計約 7,000 万ユーロの 2 件の契約を締結しました。
このシステムはフランスのロワール県にあるロシュ=ラ=モリエールで設計と組み立てが行われ、2025年上半期にフィンランドのラッペーンランタ市ユリッカラ村近郊とスウェーデンのヴェステルノールランド県にて稼働が開始される予定で、容量はそれぞれ 93.9 MWh と 112.9 MWh です。
BESS は近年、北欧においても再生可能エネルギーの安定供給を実現する手段として注目を集めています。ニデック ASI は北欧における BESS の市場シェア 50%以上を獲得しており、特にスウェーデンはニデック ASI にとって 4 番目に大きな市場で、過去 3 年間に Neoen 社、ドイツの Uniper(ウニパー)社、およびスウェーデンの OX2 社との間で合計 7 つの契約を獲得しています。
Neoen CEO Xavier Barbaro 氏コメント
蓄電システムは、再生可能エネルギーの安定供給を可能にします。それによって電力構成における再生可能エネルギーの割合を高めることができるため、蓄電システムはエネルギー転換において重要な役割を果たしていると言えます。 我々はこれらの大型バッテリーの配備を加速し、それによって迅速かつチャレンジングなエネルギー転換が実現可能になると考えています。
ニデック ASI S.A.S 社長 Franck Girard 氏コメント
この新しいプロジェクトにより、ニデック ASI は北欧などの重要な市場におけるエネルギー転換のパートナー企業としての地位を確立しました。当社は今後も拡大する需要に対応すべく、生産能力拡大のための投資を実行してまいります。
Neoen
Neoen は 2008 年にフランスで設立された再生可能エネルギー専門の発電事業者です。太陽光、風力、および貯蔵技術における専門知識を活かし、電力を生産する国々のエネルギー転換に積極的に参加しています。現在運用中もしくは建設中の発電容量は 7.2 GW に達しており、過去 6 年間で約 6 倍に増加を遂げています。同社は 4 大陸に事業を展開しており、フランス最大のソーラーファーム(セスタ、300 MWp)、フィンランド最大の風力発電所(ムトカランピ、404 MW)、世界で最も競争力のある太陽光発電所の 1 つであるメキシコのエル・ジャノ(375 MWp)、世界最大規模の 2 つの貯蔵発電所(ホーンズデール電力保護区、150 MW / 193.5 MWh とビクトリアビッグバッテリー蓄電施設、300 MW / 450 MWh)を所有しています。
同社は 2025 年末までに運用中または建設中の発電容量を 10 GW にすることを目標としています。
Neoen 社 Web サイト:www.neoen.com