当社が共同開発した二重反転プロペラファン搭載の空気清浄機が 2021 年度省エネ大賞を受賞

日本電産株式会社（以下、当社）と象印マホービン株式会社（以下、象印マホービン）が共同開発した二重反転プロペラファンが搭載された空気清浄機「PU-AA50」が一般社団法人省エネルギーセンター主催の 2021 年度省エネ大賞［製品・ビジネス部門］において省エネルギーセンター会長賞を受賞しました。

厚生労働省の統計によると、近年アレルギー疾患を持つ人は増加傾向にあり、アレルギー対策としての空気清浄機のニーズは今後も高まっていくと予想されます。「PU-AA50」は清浄能力と低騒音を両立した大畳数（24 畳）タイプの空気清浄機で、花粉やハウスダストがたまりやすく、幼児の生活空間でもある床上 30cm の空気を 360 度全方位から吸引・洗浄し、天井まで届く大風量で室内の空気をきれいにします。また、同製品は図書館の中より静かな運転音でクラス No.1^*の低騒音と、同等クラスのライバル製品の約 20％に相当する 10W の低消費電力を実現しており、今回の受賞に繋がりました。

二重反転プロペラファンはそれぞれに最適設計された 2 種類のファンを逆方向に回転させることで 1 枚目のファンによって与えられた風の旋回成分をもう 1 枚の逆回転のファンで回収し、遠くまで届く直進性の高い風を生み出せるのが特徴です。当社ではこの二重反転ファンをサーバー冷却用ファンで採用した実績があり、その分野で培った技術を活かして象印マホービンと共同でファン本体・空気の流路を設計し、当社の高効率モータを含め、空気清浄機全体の性能向上に貢献しました。

当社は今後も「世界 No.1 の総合モーターメーカー」として、他社には真似のできない製品、ソリューションを世の中に送り出し、お客様や社会のニーズに応えてまいります。

*「2022 年 2 月 20 日現在。適用床面積 20 畳以上の機械式空気清浄機において。運転モード：標準（最大風量時）」