技術トピックス - 大形工作機械のトピックス -
門形五面加工機MVR-Hx って、鈍感な機械!?
機械が”鈍感”だなんて聞くと、悪いイメージをお持ちになる方が大半だと思います。しかし…意外や意外、鈍感だと良いこともあるのです。
MVR-Hxは、室温変化に”鈍感”
MVR・Hxで採用しているサーモスタビライザコラムは、コラム内に、独自開発した温度制御媒体を封入した構造です。
この構造によって、「朝・晩は冷え込む」「昼間は暖かい」といった1日のうちでの室温変化があっても、熱変形しにくい(つまり室温変化に"鈍感")という特長が生まれました。
室温変化の中でも、安定した直角度
室温変化に”鈍感”であることで、X軸対Z軸などの直角度が安定します。
下のグラフは、環境温度変化による機械熱変位の実績値です。
7℃の室温変化が発生する環境のもと、X/Z軸の変化を6μm以内に抑えることができました。
MVR・Hxを導入されたお客様からは、
「精度を出したいとき、加工する時間帯を選ばなくてもよい」
「作業者の若返りで技能継承が難しくなるなか、初心者も高精度加工に対応しやすい」
といった声を頂いています。