技術トピックス - 切削工具トピックス -
MACH7特殊熱処理による改善事例(小モジュール、小歯数ギヤの場合)
ホブカッタの熱処理の違い(コーティングと加工条件は変更なし)での量産加工ラインにおける比較テスト結果をご紹介します。
ホブカッタ材質MACH7の通常品から特殊熱処理にして、同一加工条件(切削速度200m/min)で加工数を約1.4倍の10,000個に増やしましたが、逃げ面最大摩耗量は従来と同等になり、工具費低減30%を達成しました。
逃げ面摩耗量の比較
約1.4倍加工して逃げ面最大摩耗量同等
1台当たりの工具費の比較
工具費30%低減を実現
最大摩耗刃の画像
被削ギヤ諸元 | |
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モジュール | 1.6 |
圧力角 | 21° |
歯数 | 22 |
ねじれ角 | 20°RH |
外径 | 41 |
歯たけ | 3.7 |
歯幅 | 30 |
材質 | SCM20 |
ホブ諸元 | |
外径 | φ60 |
全長 | 140 |
条数 | 3 |
切刃数 | 10 |
材質 | MACH7特殊熱処理 |
コーティング | AlCrN(他社) |
加工条件 | |
切削速度 | V200m/分 |
送り | 2.0mm/rev |
切削個数 | 10,000個 |
加工方法 | ドライカット |