加工事例 - 精密加工機の加工事例 - 小型精密加工機μV1

マイクロモールド

小さなプラスチック部品の射出成形を行う金型を模擬した、加工サンプル事例を紹介します。
次の箇所を、すべてμV1を使用して加工しました。

加工のポイント

中仕上の後にタッチセンサでワークを計測。その計測値をもとに、一度の仕上加工で狙い通りの寸法を出しました。これは、主軸の熱変位が安定しているからこそ実現したことです。

ベース上の穴位置の精度が高く、ガイドピンとブッシュのはめあいがスムーズです。

入れ子の材質は超硬合金で、加工に使用した最小の工具は、R0.1L0.5ボールエンドミル。少しでも切込み量が多くなると工具が折損することから、微小な切込み量をキープした送り動作が求められます。
μV1は、切り込み量0.002mm、ピック 0.003mm で、安定した加工を行うことができました。

加工が難しい超硬合金の入れ子ですが、面粗さRa0.052μmで仕上げることができました。