加工事例 - 大形工作機械 - 大形高精度加工機 MVR-Fx 加工事例
自動車バンパー向けプラスチック成形金型
一般的なチルトヘッドでは、割出動作やアタッチメント・工具の交換を行うたびに、加工面に段差が発生していました。MVR・Fxの再現性のある割出5軸ヘッドと高精度な工具測定システム"VisionplusTool"の測定により、この"段差"を抑えた加工事例をご紹介します。
ワークの基本情報
- 素材:SD18T プラスチック成形金型材
- 寸法:2,400 × 1050 × 780mm
- 重量:8,000kg
加工例
- 標準エクステンションヘッド
- 工具径 φ16
- 工具長 352mm
- 主軸回転速度 4,000min-1
- 送り速度 650 mm/min
- 割出5軸ヘッド
- 工具径 φ10
- 工具長 272mm
- 主軸回転速度 4,800min-1
- 送り速度 800 mm/min
アタッチメント交換部分の段差を抑制
図の白丸部分は、標準エクステンションヘッドによる加工部と割出5軸ヘッドによる加工部の境界であり、一般的には段差が発生しやすい状況です。
そこで、アタッチメント交換時、Visionplus Toolによる工具測定のうえ、加工を行いました。これにより、段差は 7μm に抑えられています。
サンプルワークは、当社工場にて展示しております。