加工事例 - 大形工作機械 - 大形高精度加工機 MVR-Fx 加工事例
小径工具で加工する”深いリブ溝”
プラスチック製品に設計される「リブ」。リブを成形するためには、金型に深い溝を彫りこむ必要があります。今回は、MVR・Fxを用いてそんな”深いリブ溝”を加工した事例をご紹介します。
プラスチック製品に用いられる「リブ」の例
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“深いリブ溝”を加工する難しさ
深くて幅の細い溝を加工するためには、それだけ小径の工具を使用する必要があります。しかし、突出し量の長い小径工具を用いた加工で機械の主軸や工具に「振れ」があると、不安定な切削になり仕上げ面が悪くなったり、工具が折れてしまいます。
代替手段として放電加工もありますが、①ほかの切削加工が終わった後に「放電加工機に載せ替える」手間が掛かる、②大形金型の場合、対応できる放電加工機がなかなか無い、といったデメリットがあります。
MVR・Fxでの加工結果
そこで、大形工作機械であるMVR・Fxで小径工具を使用し、深いリブ溝加工をテスト。その結果、20,000min-1の高速主軸回転時でも振れが少ない特長により、工具折損なく安定した加工ができました。
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サンプルワークは、当社工場にて展示しております。
※上記の加工事例はテストカットの一例であり、工具種類・チップ摩耗などの条件により変動することがあります。