株式会社丹後製作所 様

株式会社丹後製作所は、神奈川県相模原市の部品加工メーカです。2018年12月、5軸制御マシニングセンタ VC-X500を導入いただいており、代表取締役の太田直樹様にお話を伺いました。

半導体製造装置・産業機械・自動車など、幅広い業界の部品加工に対応。
さまざまな工作機械に加え、溶接工場も設備しており、注文から仕上げまで一貫して納期管理が可能です。
小指ほどの小型製品から長尺・大型製品まで、単品・試作品から量産品までと、多様なニーズに応えます。

太田様　ワンチャック（１回の段取り）で多面の加工ができるようにして、生産の効率化・無人化に繋げていきたいなと思ったことが、設備投資の検討のきっかけです。当社には横形マシニングセンタもあるのですが、よりスピーディーにいろんな部品加工ができるようにするためには、５軸機が便利かなと思ったんですよね。

同時５軸制御でしかできない形状の仕事も、もちろんありますが、多くはありません。最初から「こういう仕事があるから5軸機を導入する」という考えではなく、まずは３軸機で流れているちょっとした加工を5軸機に置き換えて、効率化ができればよいと考えていました。

最初の１年ほどは稼働率もそれほど高くなかったのですが、最近は稼働率が高い状態が続いています。

太田様　主には、３軸機で加工していた仕事の置き換えを順調に進めたことです。受けた仕事をどの機械に割り振るかは現場のオペレータに任せているのですが、10個ほどまとまった生産ロットの部品は特に、ワンチャックで効率化できるメリットを活かしてVC-X500で生産しています。現場のオペレータからも「仕事のスピードがアップした」という声を聞いています。

さらに、VC-X500を使う機会が徐々に増えていく中で、同時５軸加工にも対応した３次元CAD/CAMを導入し、本当に複雑な加工もできるようになりました。それをお客様や協力会社に伝えることが宣伝になり、より複雑で付加価値が高い仕事も入ってくるようになってきましたね。最近依頼が来ているものでは、自動車部品関係が多いです。そうして仕事が増えたことも一因だと考えています。