門形五面加工機 MVR・Ex シリーズ
大丸鐵興株式会社様
大丸鐵興株式会社は、1967年、東京都足立区にて設立されました。1979年より茨城県猿島郡の境工場を稼動し、現在は同拠点を本工場として、鋼板のプレス・製缶溶接・機械加工、ステンレス事業を営まれています。
当社門形五面加工機MVR・Exをご使用頂いており、代表取締役の太田慶樹様に、お話を伺いました。
大丸鐵興 様 プロフィール
得意分野
プレス(曲げ・絞り)加工、製缶溶接加工・機械加工の一貫生産体制で、大型特装車・建設機械向けを中心とした部材の製作を手掛けています。
ステンレス事業ではオリジナル製品を開発し、トラック用の燃料タンクや、防災用の非常時給水タンクシステム「みずがめ君」を製造・販売しています。
経営理念
MAKE IT BETTER WITH DAIMARU
“進化しつづけるものづくり”
地球とともに、時代とともに、マーケットとともに、お客様とともに、社員ととも
大丸鐵興 様 インタビュー
Q: MVR40Ex導入のタイミングで、経営理念を少し変更されたとのことですが。
太田社長 そうです。元々は「MAKE WITH DAIMARU」というフレーズでしたが、従来から手掛けていたプレス・製缶に加えて機械加工に踏み出す決意をし、更なる価値をという思いを込めて「MAKE IT “BETTER” WITH DAIMARU」としました。
Q: 機械加工に踏み出されるまでには、どのような経緯があったのでしょうか。
太田社長 設備投資を検討する時期に、まず設備の全体構想について改めて考えてみました。現有設備のリニューアルをするか、リノベーションするかなど…様々な選択肢がありましたが、 「同業者との過当競争を避け、独自の技術によりお客様のお役に立つ」ことを軸として考えたとき、新たに機械加工を行うのが良いのではないかと思ったのです。
その背景は、建設機械の需要が高まった時期、建設機械メーカのお客様が「外注先の選択肢がない」と困っている様子を見聞きしていたことにあります。
これまでは、関東圏に大形加工機をもつ業者がいませんでした。そのため、お客様は製缶された後、東北など遠方の機械加工業者まで横持ちされていたのです。加工した後はさらに運び出し、組立を行われていました。
そこで、「他の業者にはない3x8mというテーブルサイズの大形加工機を導入すれば、当社で製缶→機械加工→組立という一貫生産が可能になり、お客様側の負担となっていた輸送コストやリードタイムの削減に大きく貢献できる」という考えに至ったのです。
Q: 理念と照らし合わせても、ぴったりの選択だったのですね。
太田社長 そうですね。経営理念にある”WITH”は、「共生、共創、共育、共学、共栄」の “共に” を表したものです。
MVRは、私たちのお客様である建設機械メーカで、導入実績が豊富にあります。私たちもMVR・Exを採用したことで、プログラムや治具の互換性がお客様との間に生まれ、スムーズな生産体制・協力関係が築けると考えています。
また、お客様が築くサプライチェーンの一員であり続けるためには、独自性のある技術が欠かせません。これまでも、例えば絞り加工において金型製造メーカと協調し、思い通りの形状をつくるノウハウを磨いてきました。
技術力を高めていくためにも、導入後の立ち上げ支援には非常に期待しています。今後更に機械加工を発展させ、お客様に一層喜んで頂けるものを提供したいと考えています。
当社製品を事業発展にお役立ていただき、大変嬉しく思います。引き続き貢献できるよう、尽力して参ります。
大丸鐵興株式会社 基本情報
〒306-0432 茨城県猿島郡境町下小橋867-8 TEL:0280-87-8611(代) FAX:0280-87-8617
お使いの製品
- ・門形五面加工機 MVR・Ex シリーズ