門形五面加工機 MVR・Ex シリーズ
株式会社大栄製作所様
株式会社大栄製作所様は、1972年、長野県小諸市にて創業され、1982年には福岡県うきは市にて九州工場を設立されました。印刷機やフィルム塗工機など、各種機械の装置製造・組立に携わられています。九州工場にて当社門形五面加工機MVR・Exをお使い頂いており、代表取締役社長 塩川 秀忠 様、工場長 江上 正利 様に、お話を伺いました。
株式会社大栄製作所 様
特色ある技術
印刷機やフィルム塗工機に用いられる装置について、部品加工のみならずユニット組立まで対応。ハイブリッドカーやリチウムイオン電池などに活用されるコーティング技術を支えています。
長野の小諸工場では、フィルム搬送装置である「サクションロール」を製造。また、フィルムを浮かせながら搬送する「フローティングロール」を独自に開発し、生産しています。
地域とのつながりを大切に
長野の小諸工場は、市・地区と、災害時に工場を避難施設として開放する協定を締結。耐震構造や停電時電力供給など、地域の方々の防災に活用できる能力を備えています。
大栄製作所様 インタビュー
Q: MVR・Exの導入には、どのような背景があったのでしょうか。
塩川社長 1993年から五面加工機M-VR28/32、 2003年からM-VS30/20Bを使っていたのですが、M-VRは導入から20年以上経過し、「いつかは老朽更新が必要になる…」という思いを抱えていました。そこで置き換えを決断したのが、 2018年5月のことです。
九州工場だけでなく本社工場も含めて、当社は2018年までの3年間で、設備投資を活発にしてきました。景気動向によっては必要に駆られても設備投資が難しい時もあると思いますが、今回、活況なタイミングで更新しておくことができ、将来の景気の波に負けない体力づくりができたと感じています。
他メーカーの機械も選択肢にある中でMVR・Exを選んだ理由は、これまでの機械を使ってきたオペレータの技術を引き続き活かせること、これまでの機械に大きなトラブルが無かった実績を評価したこと、ですね。
導入時にはM-VRの基礎をなるべく流用できる配置にして、費用を抑えられたことも評価しています。
Q: MVR・Exをお使い頂いて、どのように評価されていますか?
塩川社長 当社が扱う加工においては、穴ピッチ精度、平面度、直角度が重視されますが、こういった精度が「一発で」出ています。
今後はオペレータの技術継承・世代交代を進めていきたいと思っていますが、先々の若い人たちにも使いやすい機械だと思っています。
江上工場長 今回MVR・Exを導入したことで、 同じ部品を同じ量で製作するのに、一ヶ月あたり20~30時間もの時間を短縮することができました。その要因には、加工精度を出しやすく効率的に作業できるようになったこと、加工プログラムの容量が増えたのでプログラム入替えの回数減ったこと、送り速度が速くなったこと、があります。効果が出て、やはり更新して良かったな、と感じています。
古い機械と比べると、操作パネルの配置が変わることに当初は不安もありましたが、使ってみるとまったく違和感がありません。今では、新しいものを「使ったもの勝ち」だと思っています。
長く当社製品をご活用頂き、また新しい機種も事業発展にお役立て頂いておりますこと、大変嬉しく思います。引き続き貢献できますよう、尽力して参ります。
株式会社大栄製作所 基本情報
本社/小諸工場
〒384-0061 長野県小諸市加増868-1
TEL:0267-22-7137
FAX:0267-23-8201
九州工場
〒839-1402 福岡県うきは市浮羽町浮羽464-1
TEL:0943-77-3211
FAX:0943-77-6123
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