MEIWA MOLD(THAILAND) CO., LTD.様

MEIWA MOLD (THAILAND) 様は、株式会社明和製作所のタイ拠点として、1997年、チョンブリー県にて設立されました。アルミダイカスト金型の設計・製作、部品製作や修理改造を手掛けられています。当社門形五面加工機MVR・Exをお使い頂いており、Managing Director 大矢知 公則 様に、お話を伺いました。

二輪・四輪車のエンジン・ミッション部品をはじめとするアルミダイカスト製品について、 金型設計・製作・メンテナンスまで、一貫して対応しています。

スタッフへの金型技術教育は、日本本社およびタイ現地で実施。日本と同じ品質での形状加工・細やかなアフターサービスを提供します。タイ国内を中心に、ベトナム、アメリカ、ブラジルなど様々な地域にいるお客様のものづくりを支えています。

大矢知 Managing Director　門形加工機を検討し始めたきっかけは、大物加工品の内製化を進めたいという思いでした。設立当初は二輪車向け部品の仕事がほとんどだったのですが、四輪車の需要が高まり、より大きな製品を扱う頻度が増えてきたこともその背景にありました。製品のサイズに関わらず、現地のお客様から製造・修理のご要求を頂いたときに、短納期で対応できる体制にしたいと思っていたのです

そこで、最初は台湾製の機械を導入しました。しかし別拠点であるPT.MEIWA MOLD INDONESIAで先に使用していたMVR、MVRExの評判を聞き、その後、タイでも設備増強として導入することにしました。

大矢知 Managing Director　剛性のある機械だと感じています。鋳物の荒加工や大径の穴あけなどに使用することがありますが、やはりもう1台の門形機に比べると負荷に強いので、加工をスピードアップすることができました。

精度に関して言えば、ダイカスト金型では特に穴のピッチ精度が重要になりますが、問題なくクリアしています。また、タイでは年末年始の温度変化が激しく、朝や夜間は20℃、日中は30℃とういうように大きな差が出ます。MVR・Exはこれまでのところ問題ありませんが、またその時期を迎えても、温度に影響されず機械の姿勢変化がないことを期待しています。

そして何より、安心して使い続けられることを評価します。もう1台の門形機は電装品や主軸など、何かしら年に1回は修理が必要になりますし、4～5年使っているとガタが来てしまうのかな、と感じます。それに対し、 MVR・Exは約2年使用していて故障はなく、年次点検・サービスで対応してくれる現地スタッフのレベルも高いと思います。

大矢知 Managing Director　今後は、ガソリン・ディーゼル車からハイブリッド・電気自動車へと生産がシフトしていくことで、従来扱っていたものとは違った形状で、より薄く・軽量化した部品のニーズが増えてきます。それに応じてダイカスト金型の精度要求レベルも上がってくると思いますが、当社もそこに取り組み、MVR・Exを活用していきたいと考えています。

MEIWA MOLD(THAILAND) 様の事業において、当社製品が重要な役割を担っていることを実感しました。引き続き貢献できますよう、尽力して参ります。

1. ・門形五面加工機 MVR・Ex シリーズ

門形五面加工機 MVR-Hxシリーズ