門形五面加工機 MVR・Ex シリーズ
株式会社 ナベヤ精機様
株式会社ナベヤ精機は、1970年 岐阜県各務原市にて、株式会社ナベヤの大物加工工場として設立されました。小さな部品から大型の鋳物・製缶品まで大小問わず対応し、航空機部品をはじめとするさまざまな加工に携わっておられます。当社門形五面加工機MVR30、MVR35Exをご使用頂いており、常務取締役の中島弘様、業務部長の坪井宗男様に、お話を伺いました。
ナベヤ精機 様 プロフィール
得意とする領域
加工治具メーカとしての経験を発展させ、現在、次の3つの領域に力を入れています。
①航空機部品および治具
②半導体・有機EL装置向け部品
③金型加工
品質への取り組み
自社製品がお客様にとって重要な製品として使用されることを全従業員が自覚し、品質マネジメントシステムの有効性を継続的に改善していくことを方針としています。2010年にはJIS Q 9100認証を取得し、航空宇宙分野の品質保証に対応しています。
経営理念
価値創造・堅実経営・時流適応
特に「価値創造」を大切にし、製品・企業・社員それぞれの価値を高めていくことを通して、顧客・会社・取引先・社員を更に太くつなげることを意識しています。
ナベヤ精機 様 インタビュー
Q:2015年のMVR35Ex導入には、どのような背景があったのでしょうか
中島常務 保有していたプラノミラーが老朽化してきたため、更新を検討し始たことがきっかけでした。
将来的に様々な製品に適応していくためには、単純な置換えではなく、汎用性の高い五面加工機が必須でした。そこで各社の見積をとって検討しましたが、選定基準として「安定して長く使い続けられること」を一番大事にしました。それはものづくり畑の人間として、譲れない点でしたね。
そんな中で、2006年からMVRを使い続けている実績があり、社内のメンバーに意見を聞いても評価が良かったので、MVR・Exが安心できそうだと考えました。
加えて、MVR・Exは「主軸内部冷却」や「サーモスタビライザコラム」といった、精度面の向上に注力した構造を持っていました。我々のお客様からの精度要求が今後更に高まっていくことも視野に入れて、そういった特長を評価し、購入を決めました。
坪井部長 精度に関しては、大物ワークを扱うので、室温やワーク自体の温度変化による伸縮など、様々な要素が影響する難しさはあります。しかし、製品を製造するにあたり、MVR・Exには満足しています。
例えば、半導体装置向けチャンバー部品では平面度が求められたり、航空機組付け治具ではピッチ2/100mm程度が求められます。そういった高い精度要求にも応える加工を行っています。
Q:今後も「安定して長く使い続けられること」に期待されているのですね。
坪井部長 そうですね。現在、仕事の計画が詰まっており、 MVR・Exは2~3日の長時間連続運転をかけて使っていく予定を立てています。ゆえに、機械の耐久性と、何かあったときの迅速なサービス対応にも、大いに期待しています。
さらに、今後お受けできる加工の範囲を広げるために、1度割出のユニバーサルヘッドの追加を決めました。これで加工時に角度付けが必要な金型にも、対応できます。
ナベヤ精機 様の事業展開において、当社製品が重要な役割を担っていることを実感しました。引き続き貢献できますよう、尽力して参ります。
株式会社 ナベヤ精機 基本情報
〒504-0928 岐阜県各務原市山脇町7丁目131
TEL:058-383-6831
FAX:058-383-6831
ホームページ:http://www.nabeya-mfg.co.jp/
お使いの製品
- ・門形五面加工機 MVRシリーズ
- ・門形五面加工機 MVR・Ex シリーズ