門形五面加工機 MVR・Ex シリーズ

株式会社 草川精機 様

株式会社草川精機は、1962年 京都市下京区にて創業、現在は京都市南区に本社を構え、多様な材質の部品製造を手掛けられています。
当社 門形五面加工機MVR30Exをご使用頂いており、代表取締役の草川博史様、製造課長の原田裕司様に、ご購入時や生産立ち上げ時のお話を伺いしました。

草川精機 様 プロフィール

多彩な加工技術

特に半導体・液晶用部品を多く扱っています。積極的に、多彩な加工設備を導入し、大型部品から小物まで、様々な大きさの加工に対応しています。
得意とするアルミはもちろんのこと、ステンレス、鉄、銅など多様な材質の加工が可能です。

厳しい品質管理

ISO9001の基準にもとづき品質マネジメントシステムを構築しています。校正・点検など適切に管理された機器を用いて、温度・湿度・採光など適切な作業環境のもと、厳しい基準での検査を徹底し、「全数良品主義」を貫いています。

品質方針

伝統と最新の調和の中で、加工技術の研究、開発を続け、顧客満足及び継続的改善を推進する。

株式会社草川精機 代表取締役 草川 博史 様
玄関には、液晶装置用多角形真空チャンバーのサンプルが展示。アルマイト処理が施され、同社テーマカラーのグリーンに発色しています。 材質: アルミ A5052

草川精機 様 インタビュー

Q:どのようなきっかけで、ご購入を検討されたのでしょうか。

草川社長 2014年ごろ、それまでは外注に出していた大物部品のニーズが高まってきたことから、内作化を検討し始めました。
また、既存の設備で加工できるサイズの部品でも、量産時の効率化を図りたいと考えていました。MVR・Exのような大型機であれば、多数のワークを段取りしておいて長時間の自動運転をかけることで、機械の稼働率をアップできます。
「五面加工機」を念頭に検討を始めたとき、2014年のJIMTOF(日本工作機械見本市)でMVR・Exの展示を見ました。加工デモでの切粉量を見て、剛性が高い機械だと感じました。
デザインも、従来機の角ばったイメージとは違って丸みがあり、良い印象を持ちました。

お使いの門形五面加工機 MVR30Ex
テーブルサイズ: 2,000 x 4,000 mm
主軸回転数 8,000 min-1
同社 製造課長 原田様

Q:実機をご覧になって、特に剛性に期待されたのですね。

草川社長 導入して、期待通りの働きをしています。

原田課長 際にオペレータに聞いてみると、MVR・Exで加工しながら主軸負荷などのパラメータを見ていて、他の機械と比べても剛性が高いと感じるとのこと。立軸だけでなく、ライトアングルヘッドの加工能力も十分にあります。 加工したワークの精度についても問題ありません。加工面のカッター目など、計測した数値には出ないものの見た目に表れるところは、刃物選びを工夫することで防いでいます。

草川社長 精度に関して、納入先のお客様からご指摘を受けるようなことは無く、評価して頂いています。

Q:機械立ち上げで大変だったことはございますか。

原田課長 据付工事が完了したらすぐに生産する計画を立てており、プログラムの準備などを急ぐ必要がありました。その際、加工技術センターに相談を受けてもらったことが役に立ちました。
使用したいCAD/CAMソフトが決まっていたので、MVR・Ex用のプログラムを出すのにどうすればよいか相談しました。場所が近いこともあって訪問して。サンプルプログラムを出してもらったり、CAD/CAMメーカと一緒になって検討していただき、とても参考になりました。

アルミ製チャンバーを加工中。

草川精機様はMVR・Exの導入により大物加工の幅を広げられ、当社が微力ながら事業発展に貢献できたことを大変嬉しく思います。

株式会社 草川精機 基本情報

〒601-8143 京都市南区上鳥羽麻ノ本町20-4
TEL:075–662–2525
FAX:075–662–3068

ホームページ:https://kusakawa.co.jp/

お使いの製品

  1. 門形五面加工機 MVR・Ex シリーズ

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