分析装置
マイクロマニピュレーター
マイクロマニピュレーター ー Micro manipulator ー
原理
微小な対象物の採取は技能を持った作業者が行う技術ですが、マニピュレータは容易に異物を採取する事が出来ます。また、手作業では採取できない極微小な異物でもマニピュレータを使用することにより採取を可能にします。
近年、精密機器の軽薄短小化に伴い、製品不良を引き起こす異物も年々小さくなっていています。弊社はマイクロマニピュレーターを使用し正確に微量サンプリングを行うことで、分析に繋げ微小異物の同定を行います。
製品不良の原因となる異物を同定出来れば、発生源を特定も容易となります。
原理
・微小物(10 um~)の採取を確実に実施する
・微小部位へのマーキングが可能
・多彩なアプリケーションにより、粘着材上の異物や埋没した異物も採取が可能
前処理技術事例
通常、異物の採取は静電気を利用して金属プローブに付着させ、採取する方法が一般的です。しかし、液体中にある異物を採取するには、静電気を利用できず、異物の採取は困難です。マイクロマニピュレータは、ピンセットや両腕を使用することができるため、異物を挟み採取することも可能です。
以下の事例は、粘性の高い液体中の球体状の異物を採取した時の写真です。異物は50 um程度で、両腕のプローブで異物を挟み、採取しております。
・直径30umのプローブ上にある異物の採取
・粘着剤に埋もれた異物の採取
・樹脂に埋没した異物の採取
・飛散した異物を掻き集める
・微細サンプルの切り出し
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