- 会社名
- 日本電産株式会社
- 代表者名
- 代表取締役会長 永守 重信
- 取引所
- 東証一部(6594)
- 問合せ先
- 広報宣伝部長 生島 志朗
- TEL
- (075) 935-6150
2019年2月4日、日本電産株式会社(以下、「当社」)は、当社子会社の日本電産シンポ株式会社(以下、「日本電産シンポ」、本社: 京都府長岡京市、代表取締役社長: 西本達也)のドイツ現地法人Nidec-Shimpo GmbHを通じ、ドイツのプレス機用周辺機器メーカーであるズィステーメ・シュトイエルンゲン社(Systeme + Steuerungen GmbH)及び同関連会社(総称して以下、「SYS社」)の全株式の取得を完了しましたので、お知らせ致します。
記
1. 買収企業の概要
(1) 会社名 | ズィステーメ・シュトイエルンゲン社(Systeme + Steuerungen GmbH)及び同関連会社(SYS社) |
(2) 本社所在地 | ドイツ バイエルン州グラーフェナウ市 |
(3) 設立 | 1991年 |
(4) 役員体制 | ヴォルフガング・ビーヴァルト(Wolfgang Biewald、マネージング・ディレクター) (同氏は本件取引後も継続してマネージング・ディレクターに留任します) |
(5) 事業拠点 | ドイツ |
(6) 事業内容 | プレス機用周辺機器(高速高精度送り装置他)製造・販売、中古プレス機のレトロフィット(修理改造) |
(7) 従業員数 | 約120名 |
(8) 売上高 | 2017年12月期 15.2百万ユーロ (約20億円*) 2018年12月期(見込み) 17.0百万ユーロ (約22億円*) (*) 対ユーロの為替レートは2018年度弊社想定レートである130円を使用しております。 |
2. 本件取引の目的および今後の運営方針
当社は、日本電産シンポを通じ、プレス機の製造・販売・サービス事業をグローバルに展開しております。
1997年、高速高精度プレス機製造を手掛ける旧京利工業(2012年に日本電産シンポと合併)買収を皮切りに、2012年に買収しました北米最大の総合プレス機メーカーであるミンスター、2015年に買収しましたスペインのプレス機メーカーアリサを含め、米国、アジア(日本・中国)、欧州の世界三極でのプレス機の製造・販売・サービス体制を構築しております(いずれも日本電産シンポを通じて買収)。
また、日本電産シンポは、プレス機だけでなく、プレス機の周辺機器の取り込みにも注力しており、2017年に世界最高速・高精度を誇るサーボ送り装置(フィーダー)メーカーであるヴァムコの買収を通じて、同社が有する業界ブランド力・技術力と品質、顧客基盤(特に北米とアジア)を取り込み、プレス機事業の基盤を強化して参りました。今回、高速高精度プレス機用フィーダーメーカーとして高い技術力と欧州地域における販売力、知名度を有する、ズィステーメ・シュトイエルンゲン社(SYS社)を買収することにより、欧州におけるフィーダー及び高速高精度プレス機販売の橋頭堡を構築し、プレス機事業基盤をこれまで以上に強化してまいります。
本件取引を通じて、日本電産シンポが有するミンスター、アリサ、キョーリ各ブランドのプレス機とヴァムコ、SYS社の高速高精度フィーダーを組み合わせ、より付加価値の高いソリューションをお客様に提案することが可能となります。加えて、既存の事業基盤を活用し、SYS社とヴァムコ他の技術力を結合することにより、急速に拡大するEV市場用モーターコア向けのプレスとフィーダーの共同販売も可能となり、大きな相乗効果が期待できます。
3. 今期の業績に与える影響
本件による当期連結業績への影響は軽微ですが、業績に与える影響が生じた場合には、詳細が確定次第、東京証券取引所における適時開示規則に基づき適時適切に公表いたします。以 上