- 会社名
- 日本電産株式会社
- 代表者名
- 代表取締役会長 永守 重信
- 取引所
- 東証一部(6594)
- 問合せ先
- 広報宣伝部長 生島 志朗
- TEL
- (075) 935-6150
2019年1月31日、日本電産株式会社(以下、「当社」)は、当社子会社である日本電産シンポ株式会社(以下、「日本電産シンポ」、本社:京都府長岡京市、代表取締役社長:西本達也)のドイツ現地法人 Nidec-Shimpo GmbHを通じ、ドイツの大型精密減速機メーカーであるデッシュ・アントリープステヒニク社(DESCH Antriebstechnik GmbH & Co. KG) 及び同関連会社(総称して以下、「デッシュ社」)と持分譲渡契約を締結し、同社持分の70%を取得(以下、「本件取引」)することとなりましたのでお知らせ致します。
記
1. 買収企業概要
(1) 会社名 | デッシュ・アントリープステヒニク社(DESCH Antriebstechnik GmbH & Co. KG) 及び同関連会社 |
(2) 本社所在地 | ドイツ北西部 アルンスベルク市 |
(3) 設立 | 1906 年 |
(4) 役員体制 | ヘンドリック・デッシュ(社長) オラフ・デッシュ(マネージング・ディレクター) (両氏は本件取引後も継続して上記役職に留任します) |
(5) 事業拠点 | ドイツ |
(6) 事業内容 | 大型精密減速機の製造、販売 |
(7) 従業員数 | 約400名 |
(8) 売上高 | 2017年12月期 64.7百万ユーロ (約84億円*) 2018年12月期(見込み) 92.9 百万ユーロ (約121億円*) (*) 対ユーロの為替レートは2018年度弊社想定レートである130円を使用しております。 |
2. 本件取引の目的および今後の運営方針
当社は、日本電産シンポを通じて、減速機及びプレス機の製造・販売・サービス事業を展開しております。
同社減速機事業では、従来から扱っておりました同芯軸の精密減速機及び昨年8月に買収しましたドイツの減速機メーカーグレスナ―社の直交型精密減速機を主力としており、いずれも小型精密減速機の分野に入り、対象顧客は半導体製造装置・包装機械・印刷機械等の自動化機械産業、ロボット産業が中心です。
一方、デッシュ社は、工作機械、建機、農業機器、プレス機用向けの大型精密減速機、クラッチ及びブレーキを主力製品としており、同分野では世界最高峰の品質を有し、欧州を中心に高いブランド認知度を誇っています。
本件買収により日本電産シンポは、小型精密減速機メーカーから総合高精度減速機メーカーへと脱皮することができます。
加えて、デッシュ社の高精度大型減速機は、大型サーボプレス機に使用する減速機としては業界最高の品質とブランド力を有しておりますことから、日本電産シンポが行うプレス機事業において、サーボプレス機と減速機のモジュール販売・提案をプレス機ユーザー様に行うことができます。
さらに、日本電産グループが持つアジア、アメリカでの販売・サービスネットワークを活用し、デッシュ社の大型減速機を拡販するとともに、日本電産シンポの減速機、プレス機をデッシュ社の親密先に販売展開していくことによるクロスセル効果も期待できます。
日本電産グループとデッシュ社、それぞれが持つ技術力、ブランド力、顧客基盤の相互利用に加え、日本電産グループの資金力を活用し、グローバルベースでの減速機市場及びプレス機市場発展に貢献してまいります。
3. 今期の業績に与える影響
本件による当期連結業績への影響は軽微ですが、業績に与える影響が生じた場合には、詳細が確定次第、東京証券取引所における適時開示規則に基づき適時適切に公表いたします。
以 上