モータ用語集

ロータの断面構造

永久磁石を使うロータ構造を断面から考える。
(1)は円筒形の2極SPM型である。これは1個のリング状の磁石を使って上をS極,下をNに着磁したものとする。
(2)はセグメント型磁石とする構造である。
(3)はヨークを含めて断面を円形にした構造であり実際に使うことは稀である。これから磁石を取り除くと
(4)になるが,これは凸極型でSRモータの基本形になる。つまり(3)は永久磁石とリラクタンスモータの組みあわせである。
(5)は(3)に代わって同じ極性の永久磁石を2個使う方式であり,疑似4極になる。しかし2極リラクタンスモータとの組みあわせであって,正常な動作が期待できない。
(6)では, これに代わって,磁石を埋め込みにすることによって, 4極のリラクタンスモータも形成される。つまり,この構造は4極のd軸とq軸が形成され,ベクトル制御の対象機種になる。それに対して
(7)は4極SPM型である。写真はこれら2タイプの実例であって,は対照的な特性を発揮する。

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