モータ用語集

軸継手, 固定継手

モータは負荷を駆動することがその利用目的である。負荷がモータと同様にシャフトをもっている場合、これらを接続・結合するさまざまの器具がある。その中で,両方のシャフトを基本的に同軸に結合する場合に使用するのがカップリングである。
単純なカップリングとして先の下図(a)のような円筒状のスリーブを用いる固定軸継手(rigid coupling)があるが,駆動軸(モータ軸)と従動軸との同軸度と平行度とを正確に一致させねばならないのであまり使わない。数百W以下の所謂小型モータ用軸接手ボディにはアルミ棒材やアルミダイキャストを用いることが多く、亜鉛ダイキャストやファイバー入りのエンジニアリングプラスティックを用いることもある。大型の軸接手のボディには鋼材あるいは鋳鋼が用いられる。そのほかに偏心や偏角を吸収する中間体材料としてばね鋼板、ゴム等も併用される。


両軸のミスアラインメント(misalignment, 偏心と偏角) を吸収しながら両者を結合して,回転角とトルクの両方を伝達する部品がカップリング(軸継手)。回転角の精度や伝達トルクの限界に応じるために種々のカップリングがある。


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