技術コラム
世界で活躍する仲間をご紹介!
~日本とヨーロッパの架け橋に~
プロフィール
- 名前:
Adrianos Georgoussis(ゲオログセス・アドリアン) - ポジション:
開発部加工技術グループ エンジニア - 2015:
独ドレスデン工科大学機械工学科卒業 - 2015~2017:
フラウンホーファー生産技術研究所(Fraunhofer Institute for Production Technology IPT)研究員 - 2017~2022:
アーヘン工科大学(RWTH) 博士課程
工作機械・生産工学研究所(WZL)研究員 - 2023:
ニデックマシンツール株式会社 開発部加工技術グループ エンジニア
2023年にニデックマシンツールに入社。開発部門のエンジニアとして、歯車切削工具、歯車工作機械、加工工程開発に関する開発プロジェクトに携わる。さらにゲオログセスさんは、当社とWZLとの共同研究プロジェクトの主要メンバーでもある。
インタビュー
Q:当社とWZLの共同研究が始まった2017年当時、ゲオログセスさんはWZLのリサーチ・アソシエイトでした。当時の当社に対するイメージはどのようなものでしたか?また、当社に入社してからの変化はありますか?
Adrianos:ニデックマシンツールとWZLが共同研究で一緒に研究・仕事をしていく中で、ニデックマシンツールのチームメンバーのノウハウ、仕事に対する姿勢、モチベーションにとても感動しました。常に新しいアイデアを取り入れながら、プロジェクトの目標に向かって不屈の精神で突き進む姿は輝いています。日本で仕事をするようになってから、この絶え間ない創造と改善へのモチベーションが、一部の個人だけのものではなく、社内全体の価値観であることに気づきました。ニデックマシンツールの印象は、入社前に比べてより一層素晴らしく感じでいます。
Q:ニデックマシンツールに入社しようと思ったきっかけは?
Adrianos:ニデックマシンツールは世界20カ国以上で事業展開する歯車工作機械業界のグローバルリーダーで、多くの研究開発を行い、成長を続けている企業です。ニデックマシンツールから開発部門の副エンジニアリングマネージャーのポジションをオファーされたとき、未来の自分を想像しました。歯車工作機械業界の最前線で革新的な技術を開発し、日常生活に欠かせない製品や未来の新製品開発に携われると確信しました...。ノーと言えるわけがないじゃないですか!
すばらしい未来を想像したのですね、嬉しいです。ぜひ実現しましょう!
Q:日本に対してはどのようなイメージをお持ちですか?そして、この新しい環境での変化や新たな挑戦にどう適応していくのかを教えてください。
Adrianos:学生のころを振り返ると、数年後に日本に住み、仕事をしているとは思っていなかったですね。日本はとても暮らしやすい良い国です。技術先進国であり、力強く安定した経済と豊かな文化を持つ国です。その日本で働くと決めてからは、やることがたくさんありました。アパート探しと引っ越し、日本で暮らすための申請など、ニデックマシンツールの人事部門は、とても親身にサポートしてくれて感謝しています。相談したらすぐに解決策を見つけてくれました。さらに、日本での生活や仕事に慣れるために日本語のレッスンも受けさせてくれました。スキルアップのためにできるだけ日本語を話すようにしていますが、やはりメインは英語ですね。同僚は日本だけでなく、中国、インド、イタリア、フィリピン、ブラジルなど世界中から集まっているので、英語でもOKですが(笑)
Q:今後、どのような役割を担い、会社にどのように貢献できると思いますか?
Adrianos:ニデックマシンツールの一員として、ヨーロッパでの事業に貢献できることをうれしく思っています。私のエンジニアリングと歯車製造のスキルと経験は、ニデックマシンツールがヨーロッパでの事業を拡大し続ける上でキーになると信じています。 私は日本とヨーロッパの架け橋になりたいのです。そのためには、日本の仲間と協力して会社の理念や価値観を理解し、その知識をヨーロッパ流に置き換える必要があります。また、ニデックマシンツールのヨーロッパ市場シェアを拡大するための戦略の立案と実行も担当したいです。 ニデックマシンツールの商品とサービス、そしてヨーロッパ市場の状況について、できる限り多くのことを学びたいと思っています。また、ステークホルダーとの良い関係も築いていきたいです。私はニデックマシンツールのヨーロッパ事業に大きく貢献できると確信しており、目標達成のために仲間と一緒に前に進んでいくことを楽しみにしています。