加工事例 - 精密加工機の加工事例 - 精密加工機μV5

燃料電池金属セパレータ金型

水素・酸素ガスを流すための微細な流路溝を形成する、燃料電池金属セパレータ。
このセパレータのプレス金型をイメージし、μV5で加工したサンプルをご紹介します。

ワークの基本情報

素材:NAK80
寸法:500.0mmX410.0mmX150.0mm
重量:約 240 KG
広範囲の仕上げ加工を行うため長時間の連続運転が必要です。
主軸が熱伸びせず、面品位を良好に仕上げられるかが焦点です。

モデル図
流路溝の形成部分

小径工具で、高品位な加工面を実現

仕上は、主軸回転数30,000min-1の高速で
R0.3小径ボールエンドミルでの加工を行いました。

底面には、高低差0.17mmの凹凸模様をつけています。
μV5の主軸内部冷却と徹底した熱対策により、
長時間加工においても精度が安定しているため、模様部分の稜線が鮮明に見えます。

加工条件 抜粋

加工工程工具送り速度
F mm/min
f mm/rev
回転数
S min-1
最大ピック量
(カスプ深さ)
mm
備考
リブ仕上加工R0.3
ボールエンドミル
F 800
f 0.0266
30,0000.03
(0.0004)
等高線加工
底面仕上加工R0.3 CBN
ボールエンドミル
F 800
f 0.0266
30,0000.03
(0.0004)
走査線加工

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